祇園車特徴3

2トンから3トンもあると言われる祇園車を引き回すには、頑丈な足回りが必要です。

外から車輪「グル」を挟み込んでいる大きな一枚物の部材が「台輪」と呼ばれる部位です。

京都の祇園祭の山鉾とは違い、内部に車輪(グル)を取り付けるスタイルとなっています。
これは、城内引き入れで段差のある路面を進むために、車軸(芯棒)を折れにくくし、強度を確保するためと言われています。

また、「台輪」の形態も長方形のままではなく、逆三角形のようにして前方を開けているのは、進入角度を確保するためとも言われています。

江戸時代、堀川にかかる「一番橋」は傾斜のきつい太鼓橋でした。
「台輪」の形態が長方形のままでは橋に当たってしまい、一番橋を渡ることは不可能だったのではと考えられています。