中津祇園の最終日の夜、下祇園・闇無浜神社と上祇園・中津神社では、祇園車の「練り込み」が行われます。

正徳2年(1712)に、中津藩主の病気治癒を祈願して、祇園車を城内の椎木門から西御門まで走らせたのが「練り込み」の起源とされており、下祇園ではスピードが魅力の「棒練り」、上祇園ではダイナミックな舵切りが魅力の「廻し練り」が行われます。

「棒練り」は境内の直線コースを往復します。その見所はスピードだけでなく、折り返す時の綱の引き戻し方や、祇園車が止まらないように台輪の周囲に引き手が集まって押す等、様々な工夫を織り交ぜている点にも注目です。

一方、「廻し練り」の見所は、走りながら祇園車の方向を変える舵取です。
舵取りの際に一番重要なことは、前を引っ張る綱と後ろの舵取りの呼吸を上手く合わせることにあります。
廻周の仕方については、境内を四角く廻る町内と弧を描くように廻る町内とがありますが、その一糸乱れぬ姿は見る人を魅了します。